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地域づくりの公益団体 特定非営利活動法人しんしろドリーム荘

長寿/傾聴専門員

傾聴による高齢者福祉事業

傾聴による高齢者の結の生きがいづくり事業

特定非営利活動法人しんしろドリーム荘 傾聴(けいちょう)係 少子高齢化の進展などの社会状況から、独居宅や老人ホームなどの施設で人生の結びの時期を送る高齢者が増加する現状に対して、大切な人が寄り添うような幸福感を味わう機会を増加させることで、高齢者の生きる甲斐を増進させることを目的に、傾聴専門員を養成するとともに、傾聴できるサロンを開設して独居宅から出掛けてもらい、施設内の高齢者には訪問傾聴を行ってゆっくりと傾聴する時間を提供する事業です。


「訪問傾聴」

@活動目的
 精神的に孤独になりがちな独居高齢者や老人ホーム等施設内の高齢者に対して、訪問して寄り添う時間をつくることで孤立化を防ぎ、生き甲斐ある生活のお手伝いをします。

A特長
 高齢者にとって最期まで楽しめるのは「おしゃべり」です。
 しかし、周囲の人は皆「忙しくて」とりあってくれません。介護職員や傾聴ボランティアも全て高齢者に施す上の立場の人ばかりで「気がねして」話せません。
 それを解決するのが、本事業の傾聴専門員というプロです。仕事だから高齢者の方がお客様という上の立場です。水が高いところから低いところへ流れるように話がでてきます。

Bお申込み・お問い合わせ
 訪問傾聴に興味がある方は、お気軽にご相談ください。
 NPO法人しんしろドリーム荘 傾聴(けいちょう)係
 TEL:(0536)22-0802 FAX:(0536)28-0493
 メール:info@dreamso.org


傾聴専門員とは・・・

 傾聴専門員養成講座を実施し、資格者となったプロの傾聴員が独居高齢者や施設入所者のお話を伺います。

なぜプロの傾聴専門員が有効なのか・・・

 被介護者は、常に最も下の身分であると感じ、気がねの中で生活しています。だから、家族、介護職員、専門家の先生、ボランティアの方々にも本音を話すことができない境遇にあります。(口には出しませんが)

@しかし、仕事で傾聴する傾聴専門員の場合は、利用者さんがお客様ですので上の立場になり、水が高いところから低いところへ流れるように、話しが流れ出てきます。

Aまた、話してもらわないと仕事にならずお給金をもらえないと、泣き言をいえば、しかたないねと相手をしてもらえます。

Bさらに、聞いた話は絶対に漏らさない、もし漏らしたら守秘義務違反で傾聴専門員の資格を取られて、仕事ができなくなって収入がなくなるから絶対に話さないと、説明すれば、安心して話しをしてくれます。

 利用者満足度調査で、普段話さない方がたくさん話してくれたと言ったら、介護職員がびっくりしたということがありましたが、そういうことなのです。
 職員やボランティアの方がいくら頑張って傾聴しても、被介護者は心を開かないから、傾聴専門員が少しでも癒しのお手伝いをしたいというのが、この「傾聴専門員事業」の発想です。


傾聴を実践してのエピソード

まずは、自分の意見を言う雰囲気を最初につくること。

 「何か不自由はないですか?」といきなり聞くと、「まあ、皆さんよくやっているんじゃないですか。」と評論家の話しになってしまいます。
 そうならないように、心で感じていることを自然に伝えるように思ってもらえる、最初の一言がすごく大事です。
 例えば、「お風呂の後でしょう。疲れとらんかん。」、「どっちの耳が聞こえやすいかね。」と聞き、まずは、今の気分を聞きます。話さなくても顔の表情や手のしぐさでもわかります。
 そこで、すかさず、「今日は、悪いね―。〇〇さんの意見を聞く仕事で来たもんで、話してもらわんとお手当てをもらえんで、助けてくださいね。」とか言うと「しょんないね。なんだん。」と話にのってくれます。

人生の大先輩から教えて頂く。

 話しを聞くことは、手段であり、目的は、話しの中から自分の人生の教訓を得ることであると思います。
 要介護者だから、介護してあげるという上から目線では絶対にだめ。人生の大先輩から色々と教えて頂くという視点が必要であり、経験豊かな方々には、しっかりと見通されます。

 こんな話もありました。小さい時から般若心経を読まされた、その時は訳が分からなかったが、今ではとてもありがたく、毎日、上げさせて頂くだけで、一日が楽しく過ごせる。とのことでした。
 やはり、加齢とともに死期が近づくのは避けられないことで、若いうちには考えないが、そのことに向き合う信仰心というものが、やはり救いになるのだな、教えて頂けたこともありました。

傾聴専門員でしか救えない、漆黒の闇夜に差す一筋の光なること。

 中には、「あんたとなんか話したくない。」、「話してもしょんない。」と怒る人もあります。
 そういう方は、回りの人は先生ばかりで、注意されてばかり、話しを聞いて味方になってくれる友達はいない、そういう中で自暴自棄になってしまっているのだと感じます。
 しかし、そういう方ほど、言いたいことがたくさんある方で、最後には本当にいい笑顔になり、たった15分なのに、こんなにゆっくりと話ができたのは初めてと涙ながらに話される方もみえました。

認知症や妄想が進み、一見会話が成り立たないと思う方もみえます。

 その場合には、自分もその世界で一緒に遊びます。
 お母さんとあやとりをするといったら、教えてもらい、どの子が可愛いかとの話しには、おとうさん流の口説き方を教えてもらいます。
 そんな銀河鉄道の旅が、時折、その方の軌道にもどることがあります。
 あやとりをしていたお嬢さんが、自分の子どもには「嘘だけは許さんかった。だから、毎日、来てくれる。」と教えてくれます。
 ずっと歌を歌っていた方が、最近職員が忙しくて口腔ケアの時間が短くなったと教えてくれました。