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地域づくりの公益団体 特定非営利活動法人しんしろドリーム荘

新城メンズ・シェッド

(空家再生型メンズ・シェッドとおやじ講を融合させた孤独・孤立対策)

孤独・孤立対策推進法(令和5年5月31日成立 令和5年6月7日公布)にもとずき、本年令和5年度、内閣官房「孤独・孤立対策モデル調査」が、株式会社NTTデータ経営研究所より公募され、私どもが採択され、実施することとなりました。
活動名は「空家再生型メンズ・シェッドとおやじ講を融合させた孤独・孤立対策」です。
今年度、新城市内を調査し、空き家対策を兼ねたメンズ・シェッドをつくっていきますので、皆様のご協力をよろしくお願いします。

自民党・孤独・孤立対策特命委員会より公演依頼

 今年度(令和5年度)、孤独・孤立対策のNPOモデル事業として「空家再生型メンズシェッド」を考案して実施しています。
 その事業が全国の中でも注目され、光栄にも、自民党・孤独・孤立対策特命委員会より、公演依頼がありましたので、令和6年3月13日に上京してまいります。
 孤独・孤立対策を地域づくりの視点で取り組んでいる知見に関心が寄せられたと伺いました。
 各省庁、代議士に「しんしろドリーム荘」の名を知って頂けて、今後の展開が楽しみです。
 市民社会づくりの現場から国へ提言して参ります。

「炭焼小屋メンズシェッドで
男性高齢者を再生する事業」活動計画

 令和6年2月29日、ハウジングアンドコミュニティ財団の「住まいとコミュニティづくり活動助成」の最終ヒアリングを豊橋アソシアホテルで受けました。
 そこでは、「孤独・孤立対策推進法(令和5年5月31日成立 令和5年6月7日公布)」を受けたNPO活動である下記事業を行いたいと思っています。
 ここで、ご紹介し、今後のご協力をお願いします。

「炭焼小屋メンズシェッドで男性高齢者を再生する事業」活動計画

NPO法人しんしろドリーム荘

▶事業愛称:新城メンズシェッド(SMS) ~新しい城(男の小屋)づくり~

▶地区の展開計画:新城市地域自治区10地区に各1か所程度のメンズシェッドを作って行く。
 その第1号が本事業の「八名井メンズシェッド」です。

場所:愛知県新城市八名井地区(八名井行政区人口258人、87世帯)の中心部の炭焼小屋跡地

▶活動計画① 「炭焼小屋の再生計画」

  • 実行委員による3か月に1回、計4回の審議を通じて雨漏りなどの修繕を進めて行きます。
  • 地区の住民・企業との共同作業で、資材などの無償提供を求め我事化を図りつつ進めます。
  • R6.4月に計画・設計し5月に修繕に着手し9月に完了、10月のイベントに間に合わせる予定。
  • 実施担当:スタッフ、実行委員及び地区の協力者、全15名ほど。
  • 小屋は、無施錠で常時立ち寄り可能とし、目前に居住の所有者が管理に当たる。

▶活動計画② 「炭焼き職人の移住計画」

  • 長年使っていない炭焼き窯を再生できないかをR6年度に調査研究する。
  • その後、炭焼きでの田舎暮らし希望者をSNSなどを通じて全国から求め地域活性化を図る。
  • 実施方法:スタッフ及び実行委員、全7名で研究と募集活動を行なう。

▶活動計画③ 「リユース・シェッド」

  • 八名井メンズシェッドは、奥三河新城市の南部で豊川市・豊橋市の都市部に近い地の利を生かし、リユース品の交換所として、子育て世代から終活者、外国人などが不要な品々を持ち寄り、必要な者が勝手に持って行く、人生交錯の場とします。
  • 実施方法:パート帰りの時間、土日祝日などに開館し、毎日が日曜日の男性高齢者が暇つぶしと実益を兼ねて数百円の入場料で管理する。

▶活動計画④ 「おもちゃの病院」

  • 本地域は、豊田市、浜松市など日本一の工業集積地の中心部にあり、職人が多くいます。そこで、おもちゃを直して使うというよき習慣を残すためにも、おもちゃの病院を開設します。
  • 実施方法:放課後の時間、土日祝日などに開館し、毎日が日曜日の高齢者が暇つぶしと実益を兼ねて、実費と数百円の成功報酬で管理する。

以上、男性高齢者のスローな暇つぶし活動を支えるものであるため厳密な工期はあえて設けません。
八名井メンズシェッド(炭焼き小屋)① 八名井メンズシェッド(炭焼き小屋)②
八名井メンズシェッド(炭焼き小屋)③

しんしろメンズ・シェッド

地域の空家を再生・利用し、木工や金属工作などを共同する「メンズ・シェッド(Men’s Shed:男たちの小屋)」を開設し、車座になって情報交換する場「おやじ講」を開催し、そこに集まったものが、お互いの抱える問題の解決や地域貢献について考え、他者のためになるイベントを企画運営するといった作業を通じて、心身の健康が促進されるものです。

メンズ・シェッド(Men’s Shed)とは

1990年代半ばにオーストラリアで開始された「Men’s Sheds」(男性達の小屋)。退職された方が集まりものづくりをしたり、地域社会の支援をする小さなコミュニティーです。
このコミュニティーは、オーストラリアでは1,100に達し、今国の枠を超えて、世界に広がりつつあります。例えば、ヨーロッパの「Men’s Sheds」も立ち上がっています。
実際にやることは、ペットのための小屋を作ったり、野鳥の巣箱作りなどを地域の子供達と共に行ったりします。また、家具の修理や自転車の修理など、まさに地域に必要な活動を行うコミュニティーです。
退職者が輝くものづくりコミュニティー「Men’s Sheds」が世界に広がる – Social Design News より抜粋)

「おやじ講」とは

奥三河地域には「おやじ講」というものが古くからあり、村の男性がほったて小屋に集まり、火を焚き、五平餅など食べながら、地域の課題、家族のことなど情報を共有し学びあう場でした。

男性高齢者(定年退職者)の孤独問題

今、日本では身寄りがなく、社会との接点が少なくて、孤独に苦しむ人たちがいます。新型コロナウイルスの感染拡大で、人々の交流が少なくなり、そうした人たちがいっそう増えているといいます。この孤独問題への対策が国をあげて進んでいるのがイギリスです。

イギリスが「孤独担当大臣」を世界で初めて設けましたのは、2018年1月でした。当時のテリーザ・メイ首相が、「孤独は現代の公衆衛生上、最も大きな課題の一つ」として、担当大臣にトレイシー・クラウチ議員を任命しました。孤独は、肥満や一日15本の喫煙以上に体に悪く、孤独な人は、社会的なつながりを持つ人に比べ、天寿を全うせずに亡くなる割合は1.5倍に上がるとの調査結果も発表されました。孤独で生じる経済的損失は、約4,8兆円に達すると言われています。

男性の孤独解消に効果が高いと注目を浴びたのは、「メンズ・シェッド(mens’ shed)」です。これは、「男たちの小屋」とでもいうのでしょうか。ひとことで言うと、定年退職した男性の居場所作りですね。定年後の男性はとかく孤独に陥りがち。そうした方々が定期的に集まって、大工仕事を一緒に行う。テーブルやベンチをこしらえて公園に設置してもいいし、学校に手作りの遊具を寄付しても喜ばれます。男性の皆さんは、手を動かして一緒にものを作ることで「友情が生まれ、生きがいに通じる」と言います。会社勤めをしていた時は、あまり目を向けなかったコミュニティーとの絆ができて、感謝の言葉をかけられる。これは、孤独解消に大きな力があったと評価されています。
「イギリスの孤独対策に学ぶ」(視点・論点) NHK解説委員室 より抜粋)

知らないうちに「孤独」が大変なことに

アメリカ・ブリガムヤング大学のホルトランスタッド教授は「世界中の多くの国々で、『孤独伝染病』が蔓延(まんえん)している」と発表しました。また、オバマ大統領の下で公衆衛生局長官を務めたマーシー氏は「病気になる人々を観察し続けて分かったが、その共通した病理(病気の原因)は心臓病でも、糖尿病でもない。それは孤独だった」と、孤独が健康に与える負の影響を指摘しました。

ホルトランスタッド教授は30万人以上を対象に調査したところ「社会的なつながりを持つ人は、持たない人に比べて、早期死亡リスクが50%低下する」といった結果を発表しました。孤独のリスクは、
(1)1日タバコ15本吸うことに匹敵
(2)アルコール依存症であることに匹敵
(3)運動をしないことよりも高い
(4)肥満の2倍高い
と結論づけているんですよね。また、友だちが多い人は、ほとんどいない人よりも長生きすることが分かってきました。
なぜオジサンは「孤独」の犠牲者になりやすいのか:土曜インタビュー劇場(ぼっち公演) - ITmedia ビジネスオンライン より抜粋)


特定非営利活動法人
しんしろドリーム荘

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 ※R3.10.29からFAX番号が、
  変わりました。
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